3.2.1.....ボーーーーーン!!!!!
ついに…ついに…完成しました

オオモンカエルアンコウの
骨格標本(頭蓋骨)です

話は1か月前、漁師さんから瀕死のカエルアンコウを頂いたところから始まります。
残念ながらお亡くなりになってしまったカエルアンコウ…。
解剖して死因を調べ終わり、土に埋めようかと思っていた所ふと骨に目がとまりました。
「おっ、骨かっこいいな」
こう思ってしまったらもう止められません。
「骨格標本作ってみっか」
軽い気持ちで除肉(骨に付いている肉をメスとピンセットで外していきます)を始めていきましたが、
思っていたより大変!!
ネットや本や学生時代の先生に聞きながら、手探りで進めていきました。
骨格標本の作り方は、簡単に言うと「肉を取る→脂を抜く→漂白する→組み立てる」です。
驚いたのは全部家庭で誰にでも簡単に作れるということです!
肉を綺麗に取るために(タンパク質を分解する)入れ歯用洗浄剤ポリデントをつかったり、
脂分を抜くためにマニキュア用の除光液を使ったり、
身近なもので作れるんです!!
時間はかかりましたが、漂白するところまでは順調に進みました。
しかし、組み立て作業!!
バラバラに分解してしまったが為に、組み立て方が全くわかりません。
一応バラバラにする途中のメモと写真撮影はしていましたが、
素人のためポイントはずれのものばかりで…。


いろいろ調べましたが、手の出しようがないので…
もう1体つくることにしました!!!
1週間後…
漁師さんからカエルアンコウの亡骸をいただきました。
一礼してから、肉取りをスタートです…が、
今回は骨のつきかたを見たいので、バラバラにせずに骨同士がくっついたまま
肉取りをしました。
そして着手から約2週間、完成です
フーーーー


カエルアンコウの仲間には頭部に背びれが変化してできた吻上棘という
アンテナ状のものがついています。
アンテナの先にはイトミミズのような疑似餌がついていて、なんとそれを釣り竿のように使って
小魚を引きよせ食べるんです!
それがココ。

前々から、ここに骨はあるのか?動くんだからあるよな…となんとなく思っていましたが

ありました!!
ちょっと短いですが、個体差があるのか?根元にしか骨がないのか?
今後数を重ねて調べてみます。
初めてこんなに骨について考えましたが、骨っておもしろいです!!
ココはこーやって動くのかーとか、ココとココがくっついてるのか!とか
色々勉強になります。
いつか骨展をしたいなぁと考えながら、腕を磨きたいと思います



左からハリセンボン・ゼブラウツボ・オオセです。
皆さん、ようこそ骨の世界へ…。
byさやえんどう

オオモンカエルアンコウの
骨格標本(頭蓋骨)です


話は1か月前、漁師さんから瀕死のカエルアンコウを頂いたところから始まります。
残念ながらお亡くなりになってしまったカエルアンコウ…。
解剖して死因を調べ終わり、土に埋めようかと思っていた所ふと骨に目がとまりました。

こう思ってしまったらもう止められません。

軽い気持ちで除肉(骨に付いている肉をメスとピンセットで外していきます)を始めていきましたが、
思っていたより大変!!
ネットや本や学生時代の先生に聞きながら、手探りで進めていきました。
骨格標本の作り方は、簡単に言うと「肉を取る→脂を抜く→漂白する→組み立てる」です。
驚いたのは全部家庭で誰にでも簡単に作れるということです!
肉を綺麗に取るために(タンパク質を分解する)入れ歯用洗浄剤ポリデントをつかったり、
脂分を抜くためにマニキュア用の除光液を使ったり、
身近なもので作れるんです!!
時間はかかりましたが、漂白するところまでは順調に進みました。
しかし、組み立て作業!!
バラバラに分解してしまったが為に、組み立て方が全くわかりません。
一応バラバラにする途中のメモと写真撮影はしていましたが、
素人のためポイントはずれのものばかりで…。
いろいろ調べましたが、手の出しようがないので…
もう1体つくることにしました!!!
1週間後…
漁師さんからカエルアンコウの亡骸をいただきました。
一礼してから、肉取りをスタートです…が、
今回は骨のつきかたを見たいので、バラバラにせずに骨同士がくっついたまま
肉取りをしました。
そして着手から約2週間、完成です


カエルアンコウの仲間には頭部に背びれが変化してできた吻上棘という
アンテナ状のものがついています。
アンテナの先にはイトミミズのような疑似餌がついていて、なんとそれを釣り竿のように使って
小魚を引きよせ食べるんです!
それがココ。
前々から、ここに骨はあるのか?動くんだからあるよな…となんとなく思っていましたが
ありました!!
ちょっと短いですが、個体差があるのか?根元にしか骨がないのか?
今後数を重ねて調べてみます。
初めてこんなに骨について考えましたが、骨っておもしろいです!!
ココはこーやって動くのかーとか、ココとココがくっついてるのか!とか
色々勉強になります。
いつか骨展をしたいなぁと考えながら、腕を磨きたいと思います

左からハリセンボン・ゼブラウツボ・オオセです。
皆さん、ようこそ骨の世界へ…。
byさやえんどう
PR
2009/11/23 12:38コメント
投稿者:さやえんどう(2009年11月25日 08:55)[編集]
▼ ガンダムみたいと職場の皆には言われました

耳石や咽頭歯!すごいですね~!
ブダイの咽頭歯はすごく格好いいらしいので、私も挑戦してみたいです

パイプ洗浄剤もポリデントも両方使ってみましたが案外両方使わなくてもキレイにできました。
解剖目的なので、煮ることができませんが煮なくてもある程度は除肉できました。
仕上げに少しポリデントをしたくらいです。
木魂社出版の『骨の学校』という本が骨好きになった私にはとてもおもしろかったですよ!
渚の探偵:助手さんも骨仲間になれそうで嬉しいです(笑)
投稿者:渚の探偵:助手(2009年11月26日 19:17)[編集]
▼ 骨の学校さやえんどうさんも、「骨の学校」を読まれたのですね。(^^)
私も、愛読していますよ~! ゲッチョ先生の本は面白くて、どれも大好きです。
ビーチコーマーとしても素晴らしい方で、目標というかリスペクトしています。
投稿者:さやえんどう(2009年11月27日 08:06)[編集]
▼ ビーチコーマー渚の探偵:助手さんもゲッチョ先生もビーチコーミングをされているんですね!
ブログ、拝見しました。
うちで展示しているような貝もたくさん落ちているんですね。
私はゲッチョ先生の本を1冊しか読んでいないので、これから読み漁りたいと
思います!!
投稿者:渚の探偵:助手(2009年11月27日 21:07)[編集]
▼ ゲッチョ先生ブログにいらして下さったのですね、ありがとうございます!
ゲッチョ先生の本は、子供向けのものも含めて、とっても面白いもの(マニアックなものも)が多いので、ぜひぜひご一読下さい。
おぉ!すばらしい~! 立派な頭骨標本ですね~ パチパチ!(拍手)
私も、耳石を集めたり、咽頭歯を取り出したりしています(^^)
骨格標本も挑戦したいと思っていましたが、「パイプ洗浄剤」などでは脂分がなかなか抜けずに断念しました。
マニキュアの除光液を使えば良いのですか! これはいいことを知りました~!