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水族館

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2024/05/17  10:21
| | 編集 |

メリークリスマすいそう☆

ハロウィンが終わり、雰囲気はすっかりクリスマスモードに
なって来ていますね

水族館も館内各所クリスマスバージョンへと
模様替えしました!!

館内のBGMはクリスマスソングになり

タカアシガニ水槽の上に飾られている
標本のタカアシガニ君はリースで飾り付けされ
1119a93e.jpeg














ボーニーはサンタバージョンへ変身!!
334f0a6a.JPG



















そして、メインのクリスマス水槽には
8483e575.JPG















大胆にもBIGポインセチアを背負ったオオカイカムリが登~場~
7e7ef0a4.JPG













あれ!?
このオオカイカムリって・・・。

気付いたあなた!素晴らしい!!

そう、ハロウィン水槽で登場した
“ボコボコかいめん背負いカイカムリ君”です!

クリスマス水槽は別の生物を展示予定でしたが、
お客さん&スタッフからの絶大な人気により、展示続投決定

展示するからには一役買ってもらおうと、
特大ポインセチアを背負ってもらいました

しかし!彼だけでは水槽内が若干寂しいので、
また生物を追加していきたいと思います!
(一度ヒトデを入れましたが、何を考えたのか
入れた途端にカイカムリが襲いに行ったため
ヒトデ即撤収となったのは秘密です。。)

これだけでは終わらない今年のクリスマス展示!

4d29eeb3.JPG













タカアシガニ水槽の下には、サンタとトナカイになりきれる!?
カチューシャも設置!
タカアシガニ・ボーニー・クリスマス水槽の中から
お気に入りのスポットでぜひぜひ記念撮影を

気合いが入ったクリスマスバージョンモラスコで
お待ちしておりスマス

【おまけ】
やはり貧乏水族館。。

c05eb796.JPG













削って、磨いて、貼って、色塗って!!
前年度までに使ったオブジェを
あらゆる手を使いリメイクさせて再利用!!
足りないものはペーパークラフトで作っちゃえ!!
目指せ!経費が0円展示

byさや工房

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2011/11/16  18:13

季節外れの訪問者!?

はいさ~い

もう季節はすっかり秋です!

太陽の光の射す時間が短くなり、冷たい風も吹きはじめ、
虫の声も聞こえなくなってきました…

前回のブログでは焼きイモが出て、
美味しそうでしたね
(うちな~は食べていませんが!!!!!!!!!!!!!)

さてさて、そんな秋が訪れ始めた季節ですが
今回はなぜか夏っぽいエビを紹介したいと思います!

「ミ~ンミンミンミンミンミン…」と誰よりも夏を盛り上げている
夏代表の生物といえば子供たちのアイドル、セミですね

海の中にはそのセミそっくりなエビがいます。

その名も・・・




セミエビ


そのまんまの名前です
DSC_0984.JPG-600.JPG-tate.JPG862e5537.jpeg



















            【セミエビ】              【アブラゼミ】
このエビはイセエビにまぎれ稀にエビ網で捕獲されるもので
写真のセミエビも今年漁師さんから頂いたものです!

尾の部分が頭、頭の部分が羽といった具合に
遠目で見ると姿形がセミに見えてくるはず

ちなみに漁師からは「クツエビ」と呼ばれています・・・
セミではなく靴に見えたんでしょうね

しか~も、今回はそれだけではありません

先日、セミエビの中でもさらに珍しい

コブセミエビという種類が捕れました
DSC_0989.JPG-600.JPGDSC_0999.JPG-600-henn.JPG











      【上から見たコブセミエビ】           【斜上から見たコブセミエビ】

セミエビに比べ腹部に大きなコブがあるのが特徴です。

うちな~が牟岐にきて初対面した種類

さっそく展示用の水槽に入れ水族館のニューフェイスとして
仲間入りしています

【おまけ】
高校の授業の時に中国の故事に
「セミは美人の生まれ変わり」という言葉があると
聞いた覚えがあります!

たしか、ある美しい女性(后だったかな?)が死ぬ際に
庭にいたキレイなセミを見て私もあのように美しくなりたいと死に、
セミとなった・・・・そんな感じの内容だったような。

あまり覚えていません

このセミエビたちも美人の生まれ変わりだと思いながら
大事に大事に大事に
飼育していきたいと思ううちな~でした

【お詫び&訂正】
以前書いたブログ「こぶとりエビさん」http://mollusco.blog.shinobi.jp/Entry/331/
で奇形のイセエビと紹介したのですが・・・
どうも奇形ではなく“エビヤドリムシ”という
寄生虫である可能性がでてきました
まだ詳しいことは分かっておらず分かり次第おって報告致します・・・m(_ _)m

byうちな~

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2011/11/13  18:49

食欲の秋

“スポーツの秋”“芸術の秋”“読書の秋”…
でも秋といえばやっぱり“食欲の秋”

徳島と言えば超有名なさつまいも「なると金時」
先日、仲良しの漁師さんから大量にいただいたさやえんどう。

さぁ皆さん、秋、さつまいもと揃えばやることは一つですね!
焼き芋〜

125d381c.JPG















寒空の下、ほっくほくの焼きいもは
格別においし〜い

2fed2285.JPG




















ってこれは、水族館のブログ
ときたら、彼らにお裾わけしないわけにはいきません!

焼き芋が好きなのは人間だけじゃない!
僕らだって食べたいんだ!!

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オカヤドカリーズ

雑食性の彼らには、今まで様々なエサを試みてきました
一番人気はリンゴのようですが、
今回の焼き芋も大健闘!!

オカヤドカリは夜行性なので、
閉館時にエサを与えて、翌朝開館時に食べ具合をチェックします。
焼き芋の甘さ加減がお好みだったのか、
エサ食いはバッチリ!完食でした

次は何を試してみようかな〜。
焼き芋を頬張りながら考え中のさやえんどうでした
 

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2011/11/10  17:20

サメ?エイ?

はいさ~い

●カワテブクロ・・・・・・・・革製の手袋ではありません、れっきとしたヒトデの仲間です

●スカシカシパン・・・・・・おいしそう、、、菓子パンではありません、ウニの仲間です

●オジサン・・・・・・・・・・・おじさんではありません、れっきとした魚です

●オオウミウマ・・・・・・・・馬ではなくタツノオトシゴの仲間です

●イケカツオ・・・・・・・・・・カツオではなくアジの仲間です

こんな感じで海の中にはややこしい名前の生物が
ちょいちょいいます。

今回はもう一種、ややこしい名前の持ち主を紹介

砂地に棲息するワタリガニを狙った網にかかる
生物で先日、漁師さんから頂いたものです

それがこの
コモンサカタザメ
IMG_9212.JPG-600.JPG














パッと見た感じ体の前側はエイ、後方はサメといったスタイルをしています!

名前にサメと付いていますが、、、

こちらはエイの仲間

(せーの)


ややこしい!!!!

名前がややこしくてもサメとエイはある部分を見れば
すぐに区別できます

それが呼吸をする際に水を排出する鰓孔(さいこう)とうい部分。

サメは体の側面に、エイは体の腹面にあります!

IMG_9202.JPG-600-hen.JPGe18afe12.jpeg












      【コモンサカタザメの腹面】          【ネムリブカの側面】

サカタザメの鼻孔と口が人の顔に見えるのは無視して・・・

赤丸の部分を見ると少し見にくいですが
どちらも5対の鰓孔があります
(写真をクリックすると拡大します)
        
ちなみに名前の頭に付いている“コモン”とは漢字で“小紋”と書き、
体中にある小さな斑紋のことを表しています。

普段は砂に潜っているので斑紋は見れないかもしれませんが・・・

タイミングが良ければ

キレイな斑紋をもったサメの名を持つエイが見れますよ

byうちな~

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2011/11/05  18:11

妖怪・翻車魚

manboo.JPG














時は平成。

阿波の国、牟岐なるところに
『翻車魚』といふ妖怪あり。

身の丈十尺に余れり。

其の頭、鬼のごとし。
嘴は鴉天狗と見紛うばかり。
しかれどもやすやすと姿を現さざりしとなり。


・・・なんちゃって
最近、某有名妖怪小説を読みふけっている
さやえんどうです

『翻車魚』・・もちろん妖怪ではありません
マンボウのことです

manboo2.JPG














そうなんです、この鬼の角のような骨をもつ魚は
マンボウだったんです

角と良い、嘴と良い
生きている姿からは想像できない奇抜な骨ですねぇ

マンボウの仲間は子供の頃、体に長い刺がたくさんあるそうです。
まるで金平糖のような形をしています
この刺は体の表面積を増やして浮力を確保するため!だとか、
身を守るためにある!と言われています。

大人になったら無くなってしまう刺ですが、
頭骨には残っていたのでしょうか・・・?

色々文献を調べている最中ですが、
謎は解明できていません・・・。

でも
「世の中には不思議なことなど何もない」
(畏れ多くも超有名なフレーズをお借りしました!!)
ので、もう少し調べてみたいと思います

by秋の夜長は読書三昧のさやえんどう

※ちなみに「翻車魚」という漢字の由来は
マンボウの体が「車が翻った(ひっくり返った)形」に
似ているからだとか

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2011/11/02  17:59

Trick or Treat★

寒くなって来ましたね
皆さん風邪などひかれてないですか??
風邪なんかめったにひかない私も、
日頃の不摂生が祟ってかガッツリやられてしまいました

(…という言い訳のもと)
告知が遅れてしまいましたが、
今月中旬よりハロウィン水槽設置中です
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展示生物はカイカムリ2匹!

ハロウィンといえば仮装!
仮装する生物といえばカイカムリ!
(カイカムリは海綿を背負って、自分の体をカムフラージュします)

しかもこのカイカムリ、ちょっと変な形のカイメンを背負っています!
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ボッコボコ
なんとなくハロウィンにピッタリ!?

31日当日はスタッフも仮装するという
恐ろしい…イヤイヤ楽しい試みも

そんなスタッフ裏話、地元の情報、
モラスコ周辺の自然情報などなどを
こちらのブログで更新中↓
『牟岐人』

http://mugintyu.blog.shinobi.jp/


受付スタッフ筆頭に頑張って更新中ですので、
当ブログ共々よろしくお願い致します

お菓子をくれないと…
ならぬ見てくれないとイタズラしちゃうぞ

byさやえんどう

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2011/10/27  15:33

こぶとりエビさん!

はいさ~い

月休みが終わりエビ網が再スタートしています!

そんななか変わった生物をゲット!

いつもお世話になっている牟岐町漁協の方から
いただきました

頂いたものは“イセエビ”

ただのイセエビではありません!

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DSC_0276.JPG-600-hen.JPG













奇妙な形、、、
そう、いわゆる
奇形!!

頭胸甲の部分に大きな
こぶが2つあります

第一触角が4本あるイセエビは見たことあるのですが
こぶがあるのは初めて

その姿はまるであの昔話の登場人物・・・。

欲張ったあのお爺さんのようです・・・。

え~それでは、

昔々、、、
ほっぺたにこぶのある二人のお爺さんがいました。
一人は欲のないお爺さん。
一人は欲張りなお爺さん。
欲のないお爺さんがある日鬼たちの宴会に出くわしました。
鬼たちに気にいられたおじいさんはこぶを鬼に取ってもらいます。
その話を聞いた欲張りなお爺さん、同じように鬼たちの宴会に出かけますが・・・。
鬼たちを怒らせてしまい逆にもう一つこぶを付けられてしまいましたとさ。
おしまい。

有名な「こぶとりじいさん」の話ですが、
(自分が知っているのは確かこんなストーリーだったような

こぶを二つ持っている所を見ると
このイセエビも欲張りなイセエビなのかな(笑)

なんてくだらないことをついつい考えてしまう

イセエビに限らずエビやカニの仲間では何らかの原因で
触角や体にこのような奇形を持つことがあります!

採集に行った時や海に潜った時、はたまた料理の際などに
意識してよく見てみると変わったものが見つかるかも

その時は漁師さんの水族館までご一報を

byうちな~

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2011/10/24  18:44

コメカミもらいました!

はいさ~い

ただ今、エビ網が“月休み”に入っているため
朝ゆっくり寝れているうちな~です

月休みとは月が出ている間の休みのこと!

イセエビは夜行性なので暗くなると活動を始めますが、
月の明かりがさすと海中が明るくなるため岩陰から出なくなります。

なので、その間は漁をお休みするんですね!!

しか~し、エビ網は無くても他の漁は行っています

今日もお世話になっている牟岐町漁協さんから
電話があり魚をもらいに行きました

どうやら“コメカミ”が獲れたとのこと

聞きなれぬ名前にスタッフの頭は
「コメカミとは???」って感じ

もらいに行くとすぐにコメカミの正体が判明しました。

コメカミとは
『イシガキダイ』のこと!
IMG_6370-henn-kiri.JPG.GIF














元気で状態のいいものを4匹いただきました

魚の地方名にはその魚の体の特徴や色、模様、
行動、標準和名がなまったものなどいろいろですが・・・

うちな~的にどうしても「イシガキダイ=こめかみ」にならず

漁協の人に聞いても“コメカミ”の名前の由来は
分からないもよう・・・。

ん~どうしてこめかみなんだ?

その前にイシガキダイのこめかみはどこなんだ?

人間でいうこめかみとは無関係?

などと考えているとせっかくの月休みも
またまたゆっくり眠れそうにないうちな~でした

byうちな~

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2011/10/12  17:34

ギンギラギンなやつ!!

はいさ~い

本日は、

ギンギラギンな体が眩しい
タチウオを紹介です
気前のいい漁協の方からいただきました

tati1.JPG-600.JPG




















タチウオは上の写真のように、
頭を上に、尾を下にした状態での泳ぎ方・・・

つまり“立泳ぎ”をする少し変わった魚なんです。
(※敵がきた時や餌を追う時には普通の魚同様横に泳ぎます)

そのせいもあって立って泳ぐ魚、、、「立ち魚」なんて書きがちですが
字にすると『太刀魚』が正解

銀白色にスラっと伸びた体はまるで美しく磨きあげられた刀身のようだとういことで
太刀(反をもった日本刀)魚なんですね

ん~納得

そんなタチウオの顔がこちら!!

tati2.JPG-600.JPG













恐っっっっっ!!!!!!!

ギョロッとした目!
大きく裂けた口!!
鋭く尖った歯!!!

こんな顔して「私、ベジタリアンなんです」なんて言うはずもなく
れっきとした肉食の食性をしています

主に小魚を食べていますが、時にイカやエビも
餌にしているようです。

残念なことにいただいた時にはすでに死んでしまっており
食べる瞬間や立泳ぎをする姿をお見せすることはできないん・・・

えっ(゚Д゚)!

じゃあ、どうしたかって。

tati.JPG-600.JPG













しっかりと味の“勉強”をさせていただきました

塩焼きやバター焼き、ムニエルにしても美味しいんですが
タチウオの味が一番わかる刺身でお勉強

結果としてはひとまずうまい!!

新鮮だったためか見た目よりも脂がのり、
ほんのりとある甘味のある柔らかい身でした

美味しい“刀”に満足しながらも次は“秋の刀”・・・

“秋刀魚(サンマ)”だな~とちゃっかり思う
勉強熱心なうちな~でした

byうちな~


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2011/10/07  18:24

マンボーのカイボー

以前、鞆浦漁協からいただいたマンボウ!
(2011.3.6のブログ参照!
http://mollusco.blog.shinobi.jp/Entry/261/
dc6d4743.jpeg














さやえんどうが標本にするためにと
冷凍庫で眠らせていました。
しかし!冷凍庫がいっぱいになってきたため、
うちな~の視線が痛くなってきたため、
しょ~がなく、標本作りをスタートしました
(手に入ってからず~とやりたくてやりたくて
仕方がなかったのは内緒です

体長63cm、体重11kgとちょっと小柄なマンボウ!
骨にする前に内臓を調べます!

注意!この後解剖画像があります!
苦手な方は…頑張って見て下さい!!





5b64f125.jpeg










厚い皮膚の下には腸がぎっしりつまっていました!

マンボウの腸は“百尋(ひゃくひろ)”と言う別名があるほど
長~いそうです。

百尋=約150m!
そんなに長いと例えられる腸!
どんだけ長いんだ腸!

ちょっと期待しつつ長さを測ってみると…

6c401ed2.jpeg













2m33cm…。

ま、まぁまだ小さいサイズだしな!腸もこんなもんだろうな!
な、長さより中身だ!
マンボウはクラゲを食べるっていうしな!
クラゲ入ってるかな!

(ちょっとがっかりしながら)消化物を調べてみると…、

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イカばっかり!!!!
なんて予想外なんだ、マンボウ!!
しかも魚の骨もチラホラ発見!

あんなにゆっくりした動きで
よくあの早い動きのイカや魚を捕まえられるなぁ
と感心です

これから肉を少しづつ取って行って骨にします
解剖しただけで、色々勉強になったマンボウ!
どんな骨を持ってるんだマンボウ!
完成までもう少々お待ち下さい

byさやえんどー

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2011/10/02  17:41
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