モラっこ水族館日誌 新着情報
[PR]
ついに!
モラっこ飼育日記でもしつこいほどご紹介しているエビ網ですが、
ついにエビ網漁船に同乗してきてしまいました!
海の男、漁師さんに乗船をお願いするのはドキドキでしたが快くOKをいただき
午後2時に港へと向かいました。
漁の準備をして3時になるといざ出港です!
見て下さい、この迫力を!
思わず出港だけで何枚も写真を撮ってしまいました!
網を入れるポイントにつくと、船を走らせながら網を投げ入れていきます。
ちゃっかり私も体験網入れをさせてもらいましたが
これが意外と難しい!!
どのくらい遠くに投げたらいいか、どのくらいの量の網を一度に
入れるか、多少テンパりながらチャレンジしました。
網入れが終わると次は夜中の2時に集合です。
網にイセエビはかかっているのでしょうか…。
かかっていました!良かった!!
写真左に写っている滑車に網をかけ、巻きながら獲物の
確認をしていきます。
その頃漁港では…
どんどん漁船が戻ってきて網を水揚げしていきます。
只今の時刻am4:00。
だんだん空が明るくなってきました。
港は昼間の姿とは一変して…
とても活気づいています!
網にはイセエビの他にもカニや魚がかかっていて、売り物にならないものは
水族館の私達が頂戴していきます
イセエビ・モクズショイ・ゾウリエビ・マルソデカラッパ・イラ・シロボシテンジクザメ…
多種におよぶ生き物たちが見ることが出来ます!!
さぁさぁ、少し興味を持って頂けましたか…?
実は漁師さんの水族館では10月1日~12月31日までその名も
『エビ網展』を開催しています!!
もっともっと濃くエビ網をご紹介しているエビ網展。
水槽で生態展示もしているエビ網展。
パネル展示もしているエビ網展。
ぜひ見に来てください!お待ちしています!
byまた宣伝しちゃったさやえんどう
石?面子?カニ!!!
はいさ~い!
エビ網で捕れた珍生物の紹介第二弾!!!!!!
さぁ、いきなりここで問題!
この中に実はカニがいるんですが
どこにいるかわかるカニ?
※画面をクリックすると拡大します。
見つけられたかな?
中央の右上にいる肌色っぽいものに注目!
実はこれが今日は紹介する生物・・・
『メンコヒシガニ』です!!!!!
【甲面】
【腹面】
このカニは私もエビ網漁には何度も参加しているのですが
初めて出会いましたね!
10cmほどの大きさなんですが正面から見るとこんな感じ
う、う、薄いなぁぁぁ~!!!!!
どこが顔なのか、どこが脚なのか、ハサミなのかわからない!
それほど薄い!
そんな不思議なカニ、メンコヒシガニ
記録としては三重県の紀伊長島や和歌山の串本、高知、奄美諸島、
石垣島、台湾、マレー半島、スリランカ、ニューカレドニアなど結構分布が広いカニです。
珍しいような、珍しくないような・・・
このカニも近いうちに展示する予定ですので、
その際にはぜひ「うすいなぁ~」の一言を準備してお越しください(笑)
お待ちしています!
byうちな~
広報係より
涼しくなっては来てますが、まだまだ日差しが強い日は暑いですね。
またしてもイベント情報です!
徳島県観光協会主催のINAKA博覧会にアオウミガメのアサヒ・ハナビが出張中です


INAKA博覧会とは、徳島県全体がイベント会場となって様々な祭りや体験観光を通して徳島県を
知ってもらおうという魅力満載の総合イベントです。
今回はオープニングイベントの26・27日の2日間限定でアサヒ・ハナビが皆さんをお待ちしています!
牟岐は遠くてなかなか行けない…という方もぜひぜひこの機会に遊びにいってくださいね!
そして常駐スタッフを質問攻めにしちゃってください

モラスコむぎの紹介ボードと生き物や水中の写真も展示中です。
さてさて、水族館でもイベント開催しましたよ。
どの回でも、子供達が作ったフォトフレームの完成度の高さには驚かされます

子供の想像力・創造力ってすごいですねぇ。
今日は貝でカメ・カニ・サカナを作ったり、砂で日付を書いていたりしました。
明日で最終日です!ぜひぜひご参加ください!
by今日は広報係のさやえんどう2009/09/26 17:45
宣伝部長より
連休3日目になりましたが、皆さん休みをエンジョイしてますか?
水族館でも連日イベントやっちゃってます
「千年サンゴのこどもたち」では磯観察&シーボーンアートを、
「ウミガメエサやり体験」ではカワイイ3才のアオウミガメにエサやりを
することができます!
そして、「ユーモラスコ展」では生き物の生態や名前の由来を
ユーモアたっぷりな展示で勉強することができます!!
盛りだくさんです
見て下さい! この海と空の色を!!
天気のイイ日の磯観察は
とっても気持ちイイですよ
そして見て下さい!この笑顔を!!
磯観察してからのシーボーンアートなので、少し眠たそうな子もいる…?
今夜はグッスリ眠れる事うけおいです!
ぜひぜひ一緒に遊びましょう待ってま~す。
by宣伝部長のさやえんどう
カラッパ祭り
何だかかわいらしい名前ですが、実はカニの仲間なんです。
今日はエビ網で捕れたカラッパをご紹介します!
そうです、網に引っ掛かっている丸っこいカニが
カラッパです!!
ずいぶんと網に絡まっていたのですが、
水族館スタッフ一同カラッパ欲しさに延々と網をはずしてきました

小さな細い脚が取れないように、力を加減して網をはずしていくんですよ。
なかなか気を使う作業ですが、はずれた時の達成感が嬉しくて
ついついはまってしまいます

そして…
網からはずして頂戴したカラッパ数は
8匹!!!!
大収穫です!
よく見ると2種類のカラッパがいるのがわかりますか?
上2匹はマルソデカラッパ、一番下はメガネカラッパという種類です!!
えっ、上2匹は同じ種類!?
そうなんです、マルソデカラッパは体の色や模様が多様で
白色・黄土色・橙褐色の斑紋があるものなどがあるんです。
メガネカラッパはその名の通り目の周りにメガネのような縁取りがあるのと、
はさみ脚に円紋が2つずつあるのが特徴です。
カラッパの仲間はふだんは砂にもぐっていることが多いのですが、
エサを捕まえる時に表に出て歩き回ります。
その歩き方やちょっと変わったエサの食べ方がとてもおもしろいのですが…。
そこは実際に水族館で見て楽しんでもらいたいと思います!!
正面から見るとこんな感じ。
口元を手で覆い隠すようにしていてカワイらしいでしょ。
ユーモラスコ展が今月の31日で終了するので、10月の展示替えの際に
カラッパ達にも登場してもらいたいとおもいます!
それまで予備槽でスタンバイしていてもらいましょう

BYさやえんどう2009/09/19 15:06
ついに来ました、この時期が!!
ただいま眠気と闘っているうちな~です...。
なぜそんなに眠そうかって?
今日からいよいよ始まったんですよ!
エビ網が!!
えっ、エビ網って何、ですと!?
お教えしましょう!
ここでいうエビ網とは“イセエビ漁”のことで、牟岐では“こあみ”や“たてあみ”
“えびだて”と呼ばれています。
ですが、私が和歌山にいる時に「エビ網」という名で親しんでしまって
いるのでここではエビ網といわせていただきます☆
漁師さんたちはこの時期になると前日の夕方~夜にイセエビの潜みやすい岩礁に
エビ刺し網を仕掛け、闇夜に岩陰から這い出てくるイセエビを捕まえます!
ちなみにイセエビは夜行性で暗闇を好むので満月の明るい夜には
漁も休みになるんですよ。
ちゃんとイセエビの習性も考えているんですね~おもしろい!!
さぁ、本題。
このイセエビ漁とわたしたち水族館がどう関係があるかといいますと...。
実はその時に獲れた生き物をちょうだいしに行くわけです!
そう、まるでサバンナのハイエナ!!!!!
他の肉食獣が命がけで獲った獲物を横からちょうだいするハイエナです!!
ただハイエナと違うのは私達はちゃんと漁師さんから了承を得て
いただいてるということですね。
そこはちゃんと覚えてて下さい(笑)
ちなみに、私達の狙いはイセエビではありません。
漁師さんにとって商品価値がなく売り物にならないようなカニやエビ、ヒトデ、ウニなどの
生き物をもらいに行くんですね。
そこがたまらなく楽しいんです!
見た事のない魚、変わった形のカニ、名前のわからない生き物...
そのようなものがエビ網に行くと見られるんですね~♪♪
珍しい生き物がゲットできれば、そのつど報告もしたいと思います!!
もらった生き物はまず種ごとに数を数えます。
その後、名前を調べたり、生態を調べたり、展示したり、予備としてとってたり、
、、、、、、、食べたり(笑)
と、いろいろな方向からの勉強にもなるんですよ!
ただ...
問題は時間!
時間が早い!!
早い漁師さんでは朝の3時ごろには水揚げしています!!!!
さすがに通常の業務が控えている私達には3時は早すぎる...。
よって私達は朝の4時に起きクーラーボックス、電池式エアーポンプ、バケツ等の道具を
用意し少し遅れた5時ごろに漁港に向かいます。
今日から約2週間つづくエビ網、朝型人間になるのは間違いない!!
「早起きは三文の得」という言葉があるだけにきっと素晴らしい生き物に
出会えるはず☆
最後にエビ網風景をどうぞ!
『朝5時の港』
『電灯の下で朱色に光る場所が水揚げ場』
『水揚げされたイセエビ』
『いただいた生物を調査中』
では、明日からもハイエナになって頑張ってきま~す!
byうちな~2009/09/16 18:09
漁師さん
漁師さんから頂いたものです!!
昨日もお昼に1本の電話が…。
「魚獲れたけん、取りに来い

何が獲れたのかワクワクしながら軽トラを走らせ、漁師さんのもとに向かいました!
港で待っていてくれた漁師さんの元へ到着すると
さっそく船の生け簀から魚をいただきました!!
いただいたのは…
イサキです

漁師さん、いつもありがとうございます

さっそく水族館へ!!…ではないんですね。
実はここで水族館の予備槽へ一度入ります。
予備槽で水槽に慣れて、展示の予備軍になるんです!
予備槽に入れる時は慎重に…。
水温に差がないか、生き物に異常がないか
気を配りながら生き物を入れていきます。
漁師さんから牟岐の海のたくさんの生き物をいただいて展示している、
我が『漁師さんの水族館』。
牟岐の海の中を身近に見ることのできる水族館です!
実は、あなたの知らない生き物もいるかもしれませんよ。
ぜひぜひ海の中を覗きに来てください!
byさやえんどう
2009/09/15 09:11
イベント
今日は先週の土日にあったイベントの報告しまーす。
このブログでも何度か紹介しているんですが、
今モラスコむぎでは9月の土日祝に磯観察とシーボーンアートに
親子で参加してもらい親子の絆をさらに結んでもらおうという
親も子も楽しめる企画を開催中です。
ですが...
先週はなかなか参加してくれる人が来ず...。
きっと今週末から始まる5連休に備えてみんなパワーを溜めているのだろう。
と思っていると1組の予約あり!
モラスコむぎの常連さんで採った魚やエビを
よく持ってきてくれる生物採集の達人SちゃんとRちゃん。
ちなみに前回紹介したタコクラゲもこの子達からのいただき物です!
では早速楽しみの磯観察へLet's Go!!
と、ここで!
いつも磯観察に使っている「松ヶ磯」というところは
満潮時には行けず、潮が引くと砂の道が現れるという磯で
その砂の道を通って行くのですが...
この日だけに限って開催時間と干潮の時間がどうしても合わず、
時間を間違えると帰り道は海となっているという状況...!
磯もいつも行く磯とは違い潮が入り始めていていい状態とはいえない
のですが、、、
さすが採集に慣れているだけあって2人とも
生き物がいる場所が分かっている!
イソスジエビ(多)・イソスズメダイ・クモハゼ
ボラ(幼魚)・イワガニの仲間などをなんなくゲット!!!
帰り・・・
案の定、潮が入り始めていました。
スタッフと3人で潮の来ないタイミングを計り・・・
「今だ!!」
ダメでした・・・。
そんなこんなで楽しい磯観察でした。
あとは拾ってきた貝や流木を使いシーボーンアート♪
こちらもスタッフに負けない素敵なものができました!
ちなみに、
このあとスタッフは居残りでアートの勉強です...。
さあ、今週からは5連休!
この企画も5日間休まず行ってますので
夏の最後に思い出の作品を一つ作ってみてはいかがでしょう!!
byうちな~
2009/09/14 16:42
海中のUFO
今日は近所の子供達が持ち込みで連れて来てくれた
生物の紹介です!
連れてきた生き物というのが水玉模様で水中をフワフワ漂い、
8本の口腕がまるでタコのようなクラゲ...
タコクラゲです!!!
持って来てくれたバケツには3cmほどの小さな個体から15cmほどのものが
20匹ほど入っていて、すぐに水族館内の展示水槽を用意し慎重に水合わせをしながら
水槽内へ投入。
入れるや否や水槽内の水流が強すぎたのか
グルグルグルグル回りっぱなしのタコクラゲたち...
バルブを少し閉じ、水流を調節...。
そうすると傘を動かしながら自力でフワフワと泳ぎだしました。
その姿はまるでテレビの特番で見た事あるような未確認飛行物体・UFO!!!
その泳ぎ方を見てるだけで何時間も過ごせる
なんとも神秘的というか不思議な動き。
ちなみにこのタコクラゲの体には褐虫藻というものが共生していて、
その褐虫藻が光を受け光合成をすることでクラゲが成長するための
エネルギーをつくってくれるという生態ももっています!
ん~実におもしろい!!
癒される方も多いというクラゲ...
最近お疲れのあなたにはおススメの水槽となっているかも。
byうちな~2009/09/11 18:59