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モラっこ水族館日誌 新着情報

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2025/04/07  13:18
| | 編集 |

コツコツと…

どーも、骨えんどうです
今日は以前ご紹介したシロシュモクザメの骨格標本が完成したので
ご報告を

IMG_2541.JPG














1月29日に水族館にたどり着いたシロシュモクザメは…

R1055008-600.JPG














こうなりました!!
今回は顎だけではなく、頭部の骨も標本にしてみました。
どうやら、肉をしっかり取って乾燥させれば腐る心配は無さそう…?
R1055014.GIF













背中側から見るとこんな感じ。
見事なハンマー型です!!

目は異常に横に突き出た頭骨の両端についています。
写真ではちょうど半円にえぐれている所です。
こんな所に目がついていたら、横は見えても正面なんか見えないんじゃないかな…?

そもそも何でシュモクザメの仲間はこんな頭の形をしているのかといいますと、
①常に一定の深さに留まるため、胸ビレのように発達した
②視野を広げるため
③ロレンチーニ器官を発達させるため(1/29のブログ参照)
④泳ぐ時に飛行機の翼のように揚力を発生させ、浮力を稼ぐため

などなど調べれば調べるほど、様々な説がでてきました
う~ん、どれも一理あるなぁ。

【おまけ】
R1055013.JPG



















横からも撮ってみましたが、横に突き出た頭骨のせいで
よくわからない写真に…
ライトで浮かび上がった影のほうがカッコイイです…。

サメの頭部の骨格標本もアリかもしれないと思いつつ、
他のサメでもチャレンジしてみたいと思った
骨えんどうがお送りしました

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2010/03/11  14:52

新魚さんいらっしゃ~い!


はいさ~い

今日は当館に先日来た新魚さん(新しく水槽に展示された魚)をご紹介
それでは早速みんなで呼んでみましょう!
せーの、
「新魚さんいらしゃ~い!」
kitune-600.JPG 
「は~い、私が新魚さんのトップバッター
その名もアカホシキツネベラで~す」

「赤い星模様のあるキツネ顔のベラの仲間で~す、、、名前のまんまやなって思った?覚えやすくていいでしょ!」

「途切れ途切れについた真っ赤な縦縞が
私なりのオシャレ♪」

「『牟岐の海』という水槽で一番目立って泳いでいま~す、よろしく」



いや~、個性的な新魚さんでした!

逆にアオホシタヌキベラなんていたら面白いですね!
※残念なことにいませんが…。

続いては、 
IMG_3989-600.JPG
ヒメで~す

「名前のわりには地味で~す

「大きな真ん丸な目がチャームポイントで~す

「20~200mと意外と深いところにいるんですよ

「オウムガイと同居しているので良かったら会いに来てね



続いて、
simaumi.JPG
「どうも、シマウミスズメです…」

「和歌山から来ました…」

「ハコフグの仲間です…」

いや~色鮮やかで素敵なもようですね!

「あっ、あまり興奮させないでください・・・」

「皮膚からが出てきますので・・・」



・・・・・・・・・。
う、うん。こちらも実に個性的な魚ですね
恥ずかしがり屋なのか、いつも石で作ったトンネルの下に隠れています。

最後に、
DSCF0239-600.JPGは~るがき~た~♪ は~るがき~た~♪ 
ど~こ~に~きた~♪
山にきた、里にもきた、水族館にもきました!
春といえば桜
「ということで初めまして、サクラダイです

「体の赤とピンクが桜をイメージさせるでしょ」

「実は学名にも英名にもさくらを意味する言葉が入ってるんだよ!」

「私の特技はメスからオスに性転換することです!よろしく」
はい、最後にさらっとすごいこと言ってましたね!

そう、このサクラダイ成長にともないメスがオスになっちゃう変わった魚なんですね!
水族館にいるのは大きく成長したすべてオスのサクラダイたちです

今回はこの4種類が新しく加わりました

今も元気に泳いでいます!

興味を持った方ぜひ会いに来てあげて下さい。

byうちな~

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2010/03/08  11:34

古代染めイベント・スタート!


はいさ~い

今日から始まりました3月のイベント!

『貝ア~ト!古代染めに挑戦!』
 
初日の今日は3名のかわいい挑戦者が来てくれました
はじめに古代染めについてレクチャーしたあと、実際に貝を割る作業から
一緒にやっていきました
私よりも貝を割るのが上手で教える側としてはちょっと複雑な気分・・・(笑)
この割る作業で殻の中にあるパープル腺(鰓下腺)を出します。
※この腺が染まる元になります。
※この時点ではパープル腺は薄黄色の色をしています。
IMG_3860-600.JPG














次はつまようじを使って身とパープル腺を分ける作業。
これがとても細かな作業でみんな悪戦苦闘!!
途中からつまようじを使わず素手で取ってました(笑)
貝の匂いが気にならない人はそれでも全然OK
IMG_3869-600.JPG 















つづいてそのパープル腺を筆を使い水に溶かしていきます。
それを事前に作っておいた型を使いさらし布に塗りこんでいきます。
これは簡単な作業なのでみんなルンルンで好きな型に塗りこんでました!
IMG_3875-600.JPG














さぁ、最終段階!!
塗りこんだ所を紫外線に当てます
この紫外線と反応を起こして待望の紫色に変化するんですよ!
ただ、本日は太陽が出ていなかったので代わりにブラックライトを使いました。
ブラックライトでもOKなんですが、太陽だとライトより早く綺麗になります。
 
IMG_3881-600.JPG
 















約15分ほどで綺麗な紫色に染まった古代染めの完成!
どうですか、はじめてにしてはみんなすごく上手にできているでしょ
IMG_3882-600.JPG 















最後にみんなで記念撮影
ひとまず初の挑戦者はみな大成功でした

このイベントは今月の土・日・祝日(27日の土曜日は都合によりお休み)に行っています。
多くの挑戦者が訪れるのをお待ちしていま~す!

byうちな~

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2010/03/06  15:49

3月のイベント情報!

今日はひなまつりですね
水族館のひなまつり水槽は新聞・TVで報道していただいて、
大人気となっています!
ひなまつり水槽は今週の日曜日までの展示です!
ぜひぜひ見に来てくださいね

(さやえんどうの独り言…
ひなまつり水槽の撤収が3日を過ぎるので、
お嫁に行き遅れないかドキドキしていますが、
皆さんに見てもらいたいので日曜日まで展示します!)

さてさて、今日は3月のイベントをご紹介します!

「モラスコむぎ~貝の資料館&漁師さんの水族館~」
今さらですが、モラスコって聞きなれない言葉ですよね。

実はモラスコというのはスペイン語で“”という意味なんです

そこで今月のイベントは、モラスコにちなんだ貝を使った
イベントを開催します!

kodai-out.GIF


















何をするのかというと、アクキガイ科の貝の仲間が持つ
パープル腺を使って布に絵を描きます
その名も「古代染め」!!

実はこの貝の色素を使って布を染める方法は、
ヨーロッパでは旧石器時代から行われていた手法なんです!
旧石器時代ですよ!旧石器!

今のように化学染料なんて無い時代から
行われてきた手法なんです!

そもそもこの手法、貝を食べる為に割った時に
飛び散った液体が紫色に変色したことから
染め物に使われるようになったんだとか

【下の写真は移動水族館の時に古代染めを
開催した時の写真です
morichann.JPG















姉妹館である和歌山県すさみ町立エビとカニの水族館の
森館長が、古代染めについてレクチャー中

kaiwari.JPG














レクチャーが終わると、実際に貝のパープル腺を取り出します!
うまく見つけられるかな??

ekaki.JPG














貝が割れたら、絵を描いてみましょう!
今回のイベントでは魚や貝の型があるので、
好きなものを選んで描いて下さいね

ohisama.JPG














パープル腺から取り出した液体は、最初は淡黄色。
でも太陽の光に当てると…

a4b15ce4.jpeg















こんなにキレイな紫色になります!
(雨天の場合は紫外線ライトで代用します)

どうですか、ちょっとやってみたくなりましたか?
3月は昔に戻って、自然のもつ色合いで
絵を描いてみましょう!
たくさんの参加、お待ちしています

byさやえんどう

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2010/03/03  12:00

津波と漁港の1日

昨日の津波、皆さん大丈夫でしたか?
漁師町、牟岐町でも津波対策で町が動きました
minato.JPG














港では船着場に通じる道に土嚢を設置

水族館の前の浜も立ち入り禁止になり避難勧告がでました。
14:50ごろ津波到達!ですが、正直よくわからなかったです。
日本全国大きな被害が無かったようで安心ですが、
震源であるチリの復旧が早いと良いですね…。


地震で海の中がひっくり返ったからなのか、
漁師さんから珍しい魚を頂きました!
それがこちら、
goisihata.JPG














カスリハタです

牟岐周辺ではあまり見ることのできない珍しいハタの仲間です。
成長すると全長2mにもなる大型種です!

体の黒い斑がじゃがいものようだということから
英名ではポテトコッドと呼ばれ、
ダイビングで餌付けできるほど人を怖がらない性格をしています。

英名のじゃがいもより、
和名のかすりの方が粋ですね
(かすりとは模様がところどころにおいて「かすった」ように
織られた染め文様のことです)

展示して、お客さんにも餌あげをしてもらったら
人気が出るだろうなぁと考えつつ、
今は予備槽で待機中です

展示したらまた報告しますね

【おまけ1】
IMG_3714-600.JPG














津波が来るかどうか海を見ているときに、巨大な船が出没…?
なんと蜃気楼でした!
おそらく近くの工場と白い煙突が蜃気楼となって現れたんでは
ないでしょうか。
スタッフ一同初めての蜃気楼をドキドキしながら見ていました


【おまけ2】
カスリハタをいただいた漁師さんのステキなトラックを
パチリ
track.JPG














どうですか!カッコイイでしょ!!
このデコトラ、今度映画にも出演されるそうですよ。
後ろの扉には…
track-2.JPG


















鞆浦漁港の文字が!
鞆浦漁港役員さんのお墨付きだそうです。
水族館の軽トラもペイントしようかな

byさやえんどう

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2010/03/01  20:08

恐怖・・・殺人ガニ!!


は~いさ~い・・・

この漁師さんの水族館には1つ奇妙な水槽があります。
その水槽の前面には危険な場所を表す際に使われる黄色と黒のストライプ模様の枠で
囲まれた格子状の牢屋が・・・。
9e39d948.jpeg



















水槽の上には「殺人ガニ」の文字!
なんとも異様な光景、、、いったい何がいるというのだろうか

本日はその世にも恐ろしいカニをご紹介しましょう。

この殺人ガニは日本(房総半島以南)、南太平洋、ハワイ、インド洋などと世界各地で
目撃されており、時には磯の潮だまりなど身近なところにも出没します

ではなぜこのカニに殺人ガニという名が付いたのでしょう。
サメのように大きな口、するどい牙をもち見つけた人間をガブッ・・・なんてことはしません。

カニ最大の特徴であるハサミ!
そのハサミで人の体を
ザクッ・・・なんてこともしません。

実は体の中に麻痺性貝毒フグ毒を持ち合わせており、
食べようものなら中毒をおこし死亡することもある猛毒を隠し持っているのです!!

ではそろそろ紹介しましょう・・・
これがその猛毒をもつ殺人ガニの正体です!
その名も
『スベスベマンジュウガニ』!!!!
 965fb0f2.jpeg
5b30de31.jpeg











                    
「あれ~なんだか残念...。恐ろしいというかキュートな感じの名前」と
思われたでしょう。
だがしかし猛毒があるんです!!!
「ジョーズ」や「ジェイソン」といったホラー映画の横に「スベスベマンジュウガニ」などと
あってもつい笑ってしまいそうです。
だが忘れないで猛毒があるんです!!!
体の大きさも実は5cm程度と意外とちっちゃい。
だが舐めちゃいけません猛毒があるんです!!!
「すべすべっとした饅頭みたいでおいしそうじゃん」
絶対にやめてください猛毒があるんです!!!

はい、しつこ過ぎましたね
でも危険だということは伝わったはずです。
ただ危険といっても食べなければなんともない実はおとなしいカニです

その姿は全体的に丸みをおびており、褐色の体には個体によって様々な
白いレースのような網目模様が浮かび上がっています・・・う~怖い・・・?

名前も少し長いけど頭から離れないはず!
物覚えの悪い私も一度聞いただけで覚えました(笑)
この可愛らしいがちょっと怖いそんな殺人ガニをぜひ一度見に来てはいかが

最後に
以前、汁の中に誤って一匹入っていたため多くの人が中毒で
死んでしまった記録もあるらしい・・・。
そこのカニ好きのあなた、すべすべっとした饅頭のようなカニにはご注意を!!


byうちな~

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2010/02/28  15:00

明かりをつけましょ、ボンボリに~

3月3日はひなまつりですね
水族館でも恒例の季節水槽「海の中のひなまつり」を展示します!
R1054930-600.JPG













ひなまつり水槽の中には

①ひし餅をイメージしたツノダシヒシガニメンコヒシガニ
②アラレと名の付く貝、アラレタマキビ
③桃の花に仮装したモクズショイ

以上4種類のメンバーがお内裏様とお雛様の周りを歩いています!

ひし餅のようにひし形のカニ達は
R1054931-600.JPGf4a323c8.jpeg












ツノダシヒシガニメンコヒシガニです!
ヒシガニ達は名前のとおり甲がひし型をしています
一口にカニと言っても姿かたちのバリエーションはとても多いなぁと
感じさせるカニ達です
右の写真のメンコヒシガニなんてパっと見、岩にしか見えません

R1054934-600.JPG














ハロウィン水槽の時にも活躍してもらったモクズショイは、
甲羅や脚に生えているかぎ状に曲った毛に海底のゴミや海藻などをくっつけて
カモフラージュをするクモガニの仲間です

その習性に目をつけて、今回は桃の花をイメージしたピンクの毛糸を体中に
くっつけてもらいました。

ふわふわしたピンクの毛糸をつけたモクズショイは
思いのほか可愛らしい


次はアラレタマキビをご紹介!

ん…?貝なんてどこにいるんだ…

実はアラレタマキビという貝、水が嫌いなんです
貝のくせに水が苦手なんて…。

どこにいるかというと…
arare.JPG














ココにいました!
ボンボリをイメージした水上の逃げ場にいます。

逃げ場所を作ったにもかかわらず、朝見ると水槽のガラス蓋にまで
逃走しているので、毎朝ボンボリの中に戻しています
どんだけ水が嫌いなんだ、アラレタマキビ!

ちなみにこのボンボリも手作りなんですが、
材料はおしるこのカップなんです!
もちろん中身はおいしくいただきました
これも仕事の内です、仕事の

どうでしょう、この個性的なメンバー達!
ひなまつり水槽は3月7日(日)まで展示しています。
ぜひぜひ、ひなまつりは
「アラレタマキビを見~ましょ~、ボンボリの中の~」
(無理やり?笑)

byさやえんどう

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2010/02/27  10:00

シャイな癒し系?!

今回は本館でシャイな生物をご紹介致しましょう!!
その生物が入っている水槽はこんな感じ
9a0dbd50.jpeg














水槽の中は、砂地になっており、サンゴもなく寂しい感じです。
どこに居るかわかりますか??

静かに水槽を見ていると、砂の中から顔を出しましたね
9bf4545c.jpeg581f4c5f.jpeg












1匹が顔を出すともう1匹もつられて顔をだしました!!
この水槽には、チンアナゴが入っていたんです

自然界では、潮通りの良い砂地に群れを作り生息しています。
なぜ潮通りの良い場所に生息しているのでしょうか?

これは、彼らが食べている餌が大きく関わってきます。
主な餌は動物プランクトンを食べています
動物プランクトンは水中を漂っているので、潮の流れの方に頭を向け流れてくる
動物プランクトンを食べる為に潮通りの良い場所で生活しています。

体の特徴としては、頭の少し後ろにある黒い点が特徴です
顔は犬の「チン」に似ているので、和名が「チンアナゴ」とつきました。
魚なのに犬の顔に似ているのはなんだか変な感じですね・・。

じっーーーと見ていると癒されますよ
皆さんも癒しを求めて水族館にお越しになってはどうでしょう?!

by   あやぱん

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2010/02/25  09:35

Uuuuuuuuu~

マンボウ!!
ということで、今日は和歌山県の生簀で飼育しているマンボウの日誌です

そもそもなんでマンボウを飼育しているのかと言いますと、
5月の連休に開催される大型移動水族館で展示したいからなんです!

水族館でも人気者のマンボウを皆さんに見てもらいたくて
スタッフが毎日餌やりに奮闘しています

マンボウの餌やり、想像できますか?
人間に慣れれば水面まで近づいて来たところに手で餌を与えることができるのですが…。

臆病なマンボウ達はまだまだ慣れてくれません
そこで、毎日スタッフが素潜りでマンボウの口元まで潜り、
餌のイカを与えています。

その写真がこちら
m-4.JPG













水温17℃前後と中々冷たい海水の中ですが、
マンボウと泳げる&餌をあげれるということでテンションがあがり、
泳いでいる間は寒くありません
(やせ我慢!?いえ、寒くありません!!)

餌を食べた後も吐き出していないか観察したり、
前の日に比べて体の傷が増えていないかチェックをすることも大切です

縦横10m水深6mと中々広い生簀には5頭のマンボウがいます。
海上では他のスタッフがどのマンボウがいくつ食べたかをチェックしています
m-5.JPG














体の模様や、傷の場所などで個体識別をして
5頭が全頭ちゃんと食べれるように餌を与えます。

たくさん食べて元気な姿で皆さんに会えるように、
スタッフ全員で頑張っています!!
移動水族館の詳細が決まり次第、またお知らせするので
お楽しみに~

【おまけ】
m-2.JPG













マンボウの英名は“Ocean Sunfish”
“太陽の魚”と呼ばれています。

由来はマンボウが海面で体を横たえて日光浴をすることから来ているとか。
この日光浴、寄生虫を海鳥に食べてもらったり、殺菌の為だったりします。

名前のとおり、日光浴をするくらい生け簀でもリラックスしてもらいたいなぁ。

ちなみにその丸い体から“Moon Fish”、“月の魚”とも呼ばれているそうです。
上の写真はエビカニ水族館の変人…いやちょっと変わった飼育員が撮影した写真ですが、
海の中から見上げたマンボウはまさに満月
見とれてしまいます。
私はMoonFishの方が似合っているんじゃないかなぁと思うマンボウでした。

byさやえんどう

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2010/02/23  18:59

ウミガメ漂着!

和歌山出張から帰ってきましたさやえんどうです
帰ってきて早々、ウミガメの死体漂着がありましたので
ご報告を

本日水族館に1本の電話がありました。
「浜にウミガメの死体が上がってるけん!」

すぐに調査に行こう!!
と思いましたが、その死体が打ち上がっている浜は
干潮で海の水が引いていないと行けない場所…。

本日の満潮は…、ギリギリ間に合うかも!
せまりくる波から逃げながら、やっとのこと辿り着いた浜では…
R1054804-600.JPG














ウミガメの死体が静かに迎えてくれました…
R1054806-600.JPG














ほぼ白骨化したウミガメでした。
気づけば周りには小さな動物たちの足跡がたくさん…。
海から来たごちそうに小さな動物達が駆けつけて来たんでしょう、
頭、尾、手足の一部が無くなっていました。
甲羅の長さが45cmと小さなウミガメでした。

ウミガメやクジラの死体漂着があると日本で調査をしている
「日本ウミガメ協議会」や「日本鯨類研究所」に情報を提供します。

小さな情報でもウミガメやクジラの知られていない生活や生態が
解明できる手助けになります!

皆さんも海岸や川などで漂着死体を見つけたら、
調査機関や近くの水族館に電話してみて下さいね

私に連絡していただいたら、骨になって展示されているかも
しれませんが…。

ちなみにこのウミガメは冥福を祈った後、
ビニール袋に入れてかついで
波打ち際をダッシュして水族館に運びました

今後の骨格標本作りに役立つよう、
解剖して勉強させてもらいます。

安らかに眠って下さい…

byさやえんどう

拍手[83回]

2010/02/19  18:42
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