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2025/04/10  02:35
| | 編集 |

サメボーン

先日、ツマグロをいただきました!という記事を
載せましたが、サメの種類が違っていたのでちょっと訂正を

隣町の鞆浦漁協さんからお電話をいただき、
急いで漁協へ向かうと…

ツマグロ登場
と書きましたが、種類の同定ができませんでした…。
おそらくクロトガリザメ…?
まだまだ勉強が必要です。


ちなみにツマグロとは名前に「マグロ」が入っていますが、
マグロとは一切関係がありません!
ツマグロは皆さんがサメを想像する時に思い浮かべる、
いわゆるサメらしいサメです

b1c1ccc9.jpeg














IMG_3305-600.JPG














いただいたサメは体長1m22cm!少し小柄ですが…
IMG_3326.JPG















どうです、この鋭い眼光!
ツマグロもクロトガリザメもメジロザメ科の代表的なサメで
映画ジョーズで有名なホホジロザメが属するネズミザメ科と並び
恐ろしい人食いザメの1種です

怖いですがこの精悍な顔つきはカッコイイ


さてさて、ここでウンチクを一つ。
よく「サメ」のことを「フカ」っていいますよね?
「サメ」と「フカ」って何が違うか知っていますか?

私はてっきりサメの昔の呼び方がフカだと思っていたんですが…
そうではないみたいです。
実は同じサメのことです。
一般的に関西地方でフカ、関東・東北地方でサメとよばれているそうです。
関東で言うメジナのことを関西でグレと呼ぶのと同じような感じだったんですね。

ちなみにサメは「鮫」フカは「鱶」と漢字で書きます。
サメは交尾をする特徴から、魚偏に交わるで「鮫」となり、
フカは胎生であることから、魚偏に養うと書き「鱶」となったそうです。
鮫も鱶も生殖方法を漢字で表わしているんですね。

そして…
IMG_3341.GIF














もちろん顎は…
R1054551-hen.JPG














こうなっちゃいました!

体に似合わず大きな顎です!
私の手と比べると大きさがわかるとおもいますが、
前回登場したハンマーヘッドシャークよりも大きな顎でした。
体長はハンマーヘッドシャークの方が35cmも大きいのに…。
さすが、人食いザメの仲間です。

鋭い歯がズラリと並んでいるのがわかると思いますが、
その歯の奥にも歯、歯、歯と予備軍がひそんでいます。
折れたり、抜けたりしてもすぐに新しい歯が待っているという
なんとも恐ろしい構造です。

サメの歯も水族館にひっそりと展示してある骨コーナーに
随時追加していきます。
普段生きている間は絶対見れない(見たくない)サメの歯。
ぜひ近くで観察してみて下さい!

byさやえんどう

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2010/02/18  11:00

骨三昧

うちなーに引き続き、和歌山出張に来ているさやえんどうです
出張の目的は…
まさかと思ったあなた、そうです、
骨です

和歌山県立自然博物館で開催された「魚の骨格標本を作ろう」教室に参加してきました!
魚の体を骨格から観察してもっと魚のことを知ろうという粋な企画です。
全国の骨好きが集まったわけです。

さっそく教室に入ると、机の上に道具が置かれていました。
seki.jpg














バットの中にはメス、ピンセット、ハサミ、虫ピン、そしてペンチも
入っています。
ペンチ、何に使うんだ…?

教室の中に怪しげなテーブルを発見!
bones.jpg














骨だらけです!
まさに骨の宝箱や~

イシダイ、ナマズ、オナガウツボ、フエヤッコダイ、チョウチョウウオ…。
おっココはこうなってんのか~、これめっちゃカッコイイな~。
これ作ってみたかったんだよね~と、1人で楽しんでいると
いよいよ骨作り教室が始まりました!

まずはレクチャーを受け、作業スタートです
何種類かの魚の中から骨にする魚を選びます。
今回私が骨にするのは、オトメベラです!
before.jpg














魚図鑑で調べると「和名に似合わぬ貪欲な肉食魚である」と書いてあります。
それもそのはず、口の中には小さくても立派な歯があります!
これもキレイに標本にしたい!
血が騒ぎます

まずは皮を剥いで、肉を取り除くんですが
このベラ、皮を非常にはがしにくい!
肉がしっかりと皮についているので、メスでこするように少しずつ少しずつ
はがしていきます。
そして、ここで登場ペンチです!
体の皮をペンチで挟み一気にめくるようにはがします!
これは便利!

特に顔がはがしにくかったのですが、ここは水族館のスタッフであるという意地もあり
周りの参加者に負けないように必死でがんばりました(笑)

皮を剥いで肉を取り除くと…
after.jpg














こうなりました!!
簡単に言ってしまいましたが、作成時間7時間!
朝9:30から始まって夕方16:00までみっちりかかってます!

でもこれ、骨には程遠いような…。
これからなんとたちに委ねます
ミールワームという幼虫たちにこの残りの肉を食べてもらうんです!
848a099a.jpeg



















バットの中が虫だらけなのわかりますか??
これまた、お食事中の方はご注意下さい!
虫達が頑張って食べてくれています。

待つこと1週間、ようやく骨になるわけです。
その後、白く漂白したり、脂を抜いたり、仕上げをして完成です!
また来月、完成品を受け取りに行きます。
ミールワーム、いっぱい食べてきれいな骨にしてね!
楽しみだ~。

皆さんもやりたくなってきましたか
興味がある方は来年の教室をお楽しみに~!!
博物館のスタッフの方々、親切なご指導ありがとうございました

【おまけ】
kokuban.jpg














教室内の黒板には骨格標本作りの手順が書かれています。
その中で一際目立つ言葉が…
「絶やすな!根気と集中力!」
くじけそうになったらこの言葉を思い出します(笑)

by骨えんどう

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2010/02/15  19:19

キラキラ光る~ お空の星よ~~

水族館にいる星の様な生物は・・・・
ヒトデですね
本館では、4種類のヒトデがいます

ではでは、トップバッターは見た目がオモチャの様なヒトデです
タッチングプールに入っているんですが、お客さんから
「これ生きてるんですか?!」と質問が殺到するヒトデ
アオヒトデです
a0d22078.jpeg6042133e.jpeg











触った感触は、意外と硬いんですよ
少し癖になる感触です
名前の由来になっている体の色なんですが、
なぜか当館のアオヒトデはあまり青くないんです・・・
名前の通りに真青な色をしている個体が多いのですが・・
他にも橙色の個体もいるみたいですね


2番手は、と言ったらでしょう
アカヒトデです
03faac61.jpegd2da949d.jpeg











「赤というか・・・オレンジですやん」とツッコミたくなりますね~~
笑)
自然界では、貝類やアワビを食べるので漁師さんからは嫌われ者なんです
本州中部のアワビ稚貝放流がある地域では、
潜水によって駆除もされているみたいですね
少し肩身が狭いです・・・・

同じく肩身が狭いと言えば・・・牟岐でも駆除が進んでいる
オニヒトデです
b39387bc.jpeg66bd91e4.jpeg












サンゴの天敵として牟岐では駆除されています
駆除の際には体全体にある棘に毒があるので、気をつけながらの駆除が必要です!!
もし・・
刺さると、しびれ、吐き気を伴い、酷い場合は死んでしまうようです
ですが、2月3日にうちなーさんが紹介した「ヒトデヤドリエビ
の様に共生している生物もいるので、いなくなってしまうのも大変ですね

体に棘があるヒトデはオニヒトデだけではありません
フトトゲヒトデ
棘があります
01dd0bc0.jpegb571dc6c.jpeg












腕の両サイドにしっかりとした棘がありますが、毒はありません
体は軟らかく、表面は軽石の様な触り心地です~~
本館のタッチングプールで実際に触れるので是非触ってみて下さい!!
ですが、腕が細いので触る際は優しく触ってあげましょう

以上4種類のヒトデを紹介しましたが、
魚やカニに負けないぐらいの特徴があっておもしろいですよね
機会があれば、皆さん脇役になりがちなヒトデS´に会いに来て下さい

byあやぱん

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2010/02/13  13:39

マンボウ報告!

はいさ~い

前回のブログでちょこっと話したのですが三重県のほうまでマンボウを
採りに行ってきたので結果とその漁の様子も一緒に報告。

           【出港】
DSCN2325.JPG














朝、5時起床!
気温は4~5℃ぐらいでなかなかの冷え込み。

        【引き揚げ】
DSCN2331.JPG














定置網の張られた場所に到着。
2隻の船の揚網機で両端のロープを巻き取り網を絞っていく。
それに合わせて漁師さん+水族館スタッフみんなで網をあげていく!
漁師さんもみな待ちに待った瞬間なんだろう「ソーレ、ソーレ」と気合の入った掛け声と
一緒に揚げていく。
腰の痛くなる作業だが、網があがるにつれみんなのテンションもあがっている
この時からおそらくみんな寒さを忘れてます(笑)
DSCN2343.JPGDSCN2334.JPG














一つ目の網には残念なことにマンボウは一匹も入っておらず・・・。
アオリイカ、ヤリイカ、スルメイカ、マダイ、マトウダイ、アカヤガラ、ハリセンボン、
ホウボウ、セミホウボウ、ヒラメ、アジ、タチウオ、エイラクブカ、シビレエイなどの魚が見られた。
それを漁師さんが仕分けしながら取り上げていく(上左写真)
二つ目の網では念願のマンボウをゲット!!

        【輸送】
7匹のマンボウがかかっていたんだがその内、小振りの個体を5匹お持ち帰り
手作り担架を使い輸送用のペールへ運ぶのだが、かわいい顔して以外に重い!
運ぶのはもちろん2人がかり。
ちなみに今までの記録では体長3m、体重2トン以上にもなる巨大なサイズも見つかっています!!
DSCN2372.JPG














マンボウはとにかくデリケートな魚
壁にぶつかったりするとかんたんにスレ傷ができてしまう・・・
なので移動中はスタッフがやさしく泳ぎを補助
車での移動中も注意しながら三重→和歌山へ移動。
DSCN2380.JPG














そこからまた船に乗り継ぎ、マンボウ生け簀へ
DSCN2413.JPGDSCN2426.JPG














上の写真は生け簀に入れた2日後の様子。
悠々とした泳ぎ、5匹とも網によるスレ傷もなくとてもきれいです
2~4匹で寄り添って泳ぐ姿も見れましたよ。
これからの試練は餌付けさせることですね!
あっ、忘れてはいけないのがマンボウたちの名前!
これもエビとカニの水族館スタッフが素敵な名前をつけてくれると思います♪
期待しましょう。


【マンボウ漁よりおまけ】
マンボウの入ってなかった一つ目の網にこんなできごとが・・・!!
DSCN2351.JPG














上の写真、なんだか分かりますか?


じつはすべてハリセンボン!!!!!
しかもこの写真は、獲れたハリセンボンの量の半分以下しかいません。
その数およそ
10000匹!!!!!
ハリセンボンというかハリセンマンボン(笑)
DSCN2368.JPG













これだけ捕れればさすがに邪魔者、離れた場所へ移動しすべて放流します!
その様子が上の写真。
水面に浮かぶ白い物体がすべてハリセンボンです!!!
その光景はなんともいえずすごいものでした。
この時期、このようなハリセンボンの襲来がたびたびあるそうで、
今回はまだ少ないほうだとか・・・。

私的にマンボウより数集まったハリセンボンのほうが感動したような・・・。

byうちな~

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2010/02/09  15:17

エビカニより中継!


はいさ~い

今日は前回紹介したモラスコむぎの姉妹館である
エビカニ水族館(和歌山県すさみ町にあります)より中継!
今回の目的はなんとマンボウの輸送!!
明日の朝、三重県にて初のマンボウ輸送に挑戦してきます。
その報告はまた後ほど...お楽しみに~♪
今日は今このエビとカニの水族館で人気者になっているあるおもしろいカニが
いるので紹介したいと思います。
それがこちら↓
e209c3d6.jpeg













【オーストラリアン・スノークラブ】
オーストラリアの南部に生息しているカニ
真っ白で雪のような体をしています。
おそらく国内で飼育しているのはここだけではないだろうか!?
ただその珍しさで人気がでているわけではなく・・・。

上の写真、実は5年ほど前のもので現在はこんな感じ!
8e4e13af.jpeg













「藻っさ藻さ~!!」
長い年月をかけ、体中に生えた藻がここまで成長しているんです。
まるで髪の毛!
これが新聞やTVなどで報道されことから有名ガニに!
みんなも一度みにきてみてはいかが

byうちな~

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2010/02/06  11:56

明日の主役たち!

はいさ~い

今日は水槽に展示されているメインの生き物たちの紹介ではなく、
小さくてなかなか気づかれることがなく
よぉーーーーーーーく見ると発見することができる
そんな、水族館の名わき役たちを紹介しましょう!

まずはハナオコゼの水槽に入っているこのエビ
               【
コマチコシオリエビ
R1051698-600.JPG














わかりますか?
黄色いウミシダの根元のような部分に黄色ベースで赤茶色い縞模様が入っているコシオリエビを!!
ハサミ脚を前に突き出しいっけんカニのようにも見えますが異尾類というヤドカリに近い仲間です。
このコシオリエビの体長は1.5cmほど、
自然界でもこのようにウミシダに隠れながら暮らしています。
宿主のウミシダの色に合わせて体の色を変えるので

言葉のとおり色々です
かなり小さいので未だにお客さんで発見した人はゼロではないかな!?

つづいては、
        
IMG_0637-600.JPGヒトデヤドリエビ















d44141c1.jpeg
















名前のとおりヒトデに宿っているエビ
水族館にいるのは以前行なったオニヒトデの駆除の際に偶然付いていたもの!
なのでこの通り、今でも仲良くオニヒトデと水槽に入っています。
嫌われ者のオニヒトデにもちゃんと素敵な仲間がいるんです
こちらも2cmにも満たない小さなエビ...。
見つけるのは困難ですが、多い時では一匹のオニヒトデに2,3匹ついて
いるのでタイミングさえ合えばすぐに目につくはずですよ!

最後に、
           カエルウオ IMG_0252-600.JPG              















IMG_0255-600.JPG














この魚、「牟岐の磯」と題した水槽にいて、磯で私達が捕まえた他の魚達と
元気に泳ぎ回っています    
水槽内では体も大きいほうですぐに見つかると思うが、
泳ぐスピードが速い速い!!
石の隙間から隙間へピュンと移動するのでなかなかじっくり見れない・・・。
そして、なんたって見てのとおり地味な色。
そんな魚なので見ても目に止まらず、中層を泳ぎ横縞の目立つオヤビッチャなどが人気物   

ただ、、、みんなに気づいてほしい
見て下さいこの
 
なんともアホッぽいというか、愛らしいというか...。
最高でしょ!!
大きな真ん丸の目、いつも口は半開き、頭にはちょろっとした毛のようなもの・・・
誰かに似てません?
そう、アメリカの人気アニメ、シンプソンズの父:ホーマーにそっくり!!
(知らない人はすぐに調べてみよう)
比べるとあまりのそっくりさに思わず笑ってしまいますよ(笑)
こんな面白い顔の魚がなかなか見てもらえないのは惜しいと今回載せた次第です

さぁ、3種のわき役的展示生物を紹介しましたが、どうでしたか?
見かたを変えれば主役にも劣らない存在だったのでは!
そんな名わき役たちが小さなところで輝いているんですね

これから水族館に行く予定のあなた、そんな名わき役たちを探すと
より一層と水族館が面白くなりますよ

byうちな~

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2010/02/03  14:32

ハンマーその後…

私がこのタイトルでブログを書いているという事は、
そろそろ皆さんお分かりですよね。

そうです、骨です

死んでしまった生き物たちは標本になるまで
冷凍で保存をしますが、
小さな水族館なので小さな冷凍庫の中は
以前拾ったリュウグウノツカイでいっぱいです。
(リュウグウノツカイについて詳しくは12月23日のブログを
見て下さいね!)

先日いただいたシロシュモクザメが入る余地がない!
そこで先にシロシュモクザメの骨格標本作りをスタートです!

まずは解剖して体の中を調べてみます!
大きなシュモクザメなので臓器も大きい!
中でも大きな胃の中を見てみると…

注意この後胃の中の画像が出てきます。
     ご飯中の方はご注意ください





sayori.JPG














魚が登場!
シュモクザメも旬のサヨリを食べていたんですねぇ。
やはり大きな頭部はなかなか消化されないのか、
しっかりと残っていますね。

そして…
turibari-gif300.gif














つり針!イカの吸盤!寄生虫も登場!!
つり針はサヨリについていたものかなぁ…。
イカの吸盤も中々消化しないんですねぇ…。
寄生虫…結構いました!
魚に寄生する種類の寄生虫で線虫のアニサキスと甲殻類の仲間の
タイノエだと思います。
これもまたサヨリ由来ですかねぇ…

胃の中を見ることで生きていた時の状態が少しでもわかるので
これも大事な作業の1つです。


さてさて標本づくりですが、サメは軟骨魚類と言い
すべての骨が弾力性のある軟骨でできています。
軟骨は柔らかい骨なので標本にできるほど耐久性がなく、
腐ってしまうそうです。

サメの標本と言えば顎と歯をよく見ますが、顎と歯には腐らない
エナメル層があるために残るそうですよ。

そこで
IMG_2691-600.JPG














サメの歯!!
うちなーの自信作です!高さ15cm位の立派な標本ができました!

軟骨魚類…。
腐るとわかっていても頭の骨を見てみたい…。
しかも、シロシュモクザメ、ハンマーヘッドシャークですよ!
骨もハンマー形が気になります!
そこで…
hitomazu.JPG


















やっちゃいました(笑)
まだ肉取り途中ですが、組み立てられたらまた
報告しますね!
やっぱり頭の骨もハンマー型…
頭の骨と先ほど紹介した歯と顎を組み立ててみるのが
今から楽しみです
皆さんもくれぐれもヒカずに楽しみにしていてくださいね!


【骨おまけ】
リュウグウノツカイも同時進行中です!
ただ、パーツが大きい!!
負けずに頑張ります
ryuuguu.JPG














ちなみに真ん中の骨は顎の骨です。デカっ!!

by骨えんどう

拍手[81回]

2010/01/31  18:01

ハンマーGET!!

はいさーい

ついにゲット!
シュモクザメ!!

牟岐の隣り町、海陽町にある鞆浦漁協よりいただきました。
以前にサメのアゴを集めてますアピールをしたところ、
本日,「シュモクザメが獲れた」との連絡が

すでに死んでしまっていたのですがキズもなく立派な
        シロシュモクザメ
IMG_2534-600.JPG














【いい写真が撮りたかったので前の浜まで運んでの撮影】

どうですか?立派でしょ!
さわり心地はきめ細かなサメ肌
においはサメ独特のアンモニア臭
体長は157cm
体重は私が持ってじゃっかん手がプルプルするぐらい(20~30kgぐらいかな?)
IMG_2540-600.JPG















ちなみにシュモクザメのシュモクとは
仏具の一つで、鐘を鳴らすための道具の「撞木」からきていて、
英名ではHammerhead shark(ハンマーヘッドシャーク)。
やはりどちらも特徴的なあの
名前の由来になっているようだ!
IMG_2535-600.JPG
6fe2bd36.jpeg 














                             【ん~、そっくり!】
このへんてこな頭にはロレンチーニ器官という生物が出す微弱な電気を感知する器官があり
それを獲物を捕まえる際に利用しています。
また視覚や嗅覚への刺激を受けやすい形状にもなっている!
あっ、「この頭でくぎ打てるかな~」などとバカな考えはしないように(笑)
写真ではわかりにくいですが、その先にはつぶらな瞳がついていますので 
            【お目当てのアゴ♪】
IMG_2546-600.JPG




 










歯はとても鋭くイワシなどの魚をよく食べるようだが、
ときには小型のサメを食べることもあるらしい!
ちなみに性格は非常に臆病らしいが人間を襲った例もあるのでやはり要注意!!
「野生の血を甘く見るな」ということですね

このシロシュモクザメのアゴは綺麗に切り取り、
標本として当館に展示しますので機会があればぜひ見に来てください。

※鞆浦漁協の方々ありがとうがざいました!

byうちな~

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2010/01/29  18:33

伝言ノート「貝てね!」

今日は水族館のちょっとしたコーナーをご紹介。

水族館の入口正面ではタカアシガニがドーンと構えてお客様達をお迎えしています
R1052922-600.JPG














その右横にあるテーブルに注目!
R1052923-600.JPG

















ノートとペンが置いてあります!
実はここには伝言ノートが置いてあるんです
その名も…

R1052924-600.JPG



















『伝言ノート 貝てね!!』

特に決まりはなく、自由に何でも書いていただけるノートです!
水族館のご意見・ご感想だったり、魚のイラストだったり何でもありです!

いくつかご紹介。
「わたしはたか足がにを見たらはさみでちょっきんとはさまれるとおもいました。
せなかはおおきくて、たべるときはひとりじゃたべられないかもとおもいました。」

「漁師さんへ イセエビさわれてよかったです。」

「ザリガニ釣りは子供よりも親がはまってしまいました!
昔を懐かしくおもいだしました。」

「70歳のババちゃんが童心に帰って見に来ました。
楽しかったです。頑張って、漁師さんの水族館。」

「オウムガイは化石になったものかと思ったら、生きているオウムガイだったので
びっくりしましたー!」

どうですか?
読んでいるとかわいくてクスっと笑ってしまってり、
恐縮ながら褒めていただいてちょっと感動したり、
色々なご意見・ご感想やかわいいイラストを書いていただいて
読むのが楽しみです
特に子供たちが描いたすごく写実的なイラストや独特なイラストは
必見です

ご来館の際にはぜひ貝(書い)てね

byさやえんどう

拍手[70回]

2010/01/26  12:54

福よ来い!!

はいさ~い

2月3日は節分!
節分と言えば豆まき、恵方巻き、
そして・・・
もちろん水族館には節分にちなんだ特別展示水槽を設置!
題して、
『鬼ガニは外!福フグは内!』
なんとな~く想像がつきそうな感じですが、
きっとその想像通りな水槽になっています(笑)
setubun-600.JPG


一つの水槽を2つに分け
右側は家の中、左側は家の外を表現!









R1052891-2000-600.JPGsazanami-600.JPG
















   



  【鬼ガニは外!!】                  【福フグは内!!】

『外』には「オニ」と名の付くホンドオニヤドカリオニヒトデ、鬼のような角を持つ
エダツノガニがレイアウトの赤鬼と一緒に入っています。
「節分のこの時期が見せ場だ」とみんな気合いが凄い
水槽の前に張り付いて今にも襲ってきそうな迫力です!!

『中』には山口県下関で「フク」と呼ばれているフグの仲間でサザナミフグ
レイアウトの升に入った豆と入っています。

オニ達に比べ、この水槽のサザナミフグは体も小さく数も少ないので
肝心の福が圧倒的に不利な感じに・・・。

健気に「オニは~外、福は~内」と頑張ってサザナミフグがオニ退治をしている
のでぜひ応援しに来てください!!

注意:水槽に豆は投げ付けないでね(笑)

※この節分水槽は2月3日まで展示しています

拍手[58回]

2010/01/24  12:52
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