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水族館

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2024/05/05  07:35
| | 編集 |

就任式

「お時間となりましたので
宍喰駅駅長引継ぎ式を始めたいと思います。」

「現駅長が小学校の教員へと就任が決まり、
本日は新駅長への引継ぎ式を執り行います。」

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「開式におきまして、宍喰漁協の組合長様より
ご祝辞をいただきます。」

「えー、本日はお日柄も良く
新駅長のご就任誠におめでとうございます。
新駅長は宍喰の竹ヶ島で仕事をされていましたが、
すばらしい仕事ぶりを見込み、説得しての今回の就任となりました。
御社の今後ますますのご発展と、ご活躍をお祈りいたします。」

「それでは新駅長のお披露目です!!」
(お披露目!?)







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初めまして、
イセエビ駅長です

新駅長はイセエビでした(笑)

前任のメダカの駅長が学校の先生になるとのことで、
今回イセエビ駅長に白羽の矢が立ったというわけなんです
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水族館では新駅長室の水槽の設置のお手伝いをしたため
就任式に招待していただきました

就任式には地元の園児達も参加して、
この日の為に作った“イセエビ神輿”を担いでくれました!
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新聞紙を丸めて、絵の具を塗って作ったというイセエビ神輿!
園児達だけで力を合わせてつくったんだとか!
触覚や脚の数も正確に作られていて、スゴイ

就任したイセエビ駅長は鉄道の名前「阿佐海岸鉄道」からとって
“アサちゃん”と“テッちゃん”となりました!
そうなんです、2匹の駅長さんです

就任式の新駅長挨拶の時には園児たちが代弁をしてくれて…。

「わたしたちはみんなにおうえんしてもらって えきちょうになることができました。
あさとうせんは おきゃくさまがすくなくて こまってます。
いちにちもはやく このじょうきょうから だっぴできるようにがんばります。
おうえん よろしくおねがいします。」

う…うまい(笑)

利用客が減ってしまっている地元の鉄道線。。
でも山の中、海の側を走る気持のよい鉄道なんです!

イセエビ駅長、利用客を増やすためにもっともっと
宍喰駅のPRをして下さいね!
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水族館スタッフ一同応援しています

新しい駅長さんとともに新生宍喰駅、出発しんこ~う

byさやえんどう

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2010/12/09  21:52

クリスマすいそう


朝晩冷え込むようになって来ましたね
毎朝、暖かい布団から中々出れないさやえんどうが
本日は12月水槽をご紹介します

12月と言えばクリスマス!
そこで水槽もクリスマス仕様にドレスアップしました

名づけて「エビカニツリーでクリスマス」!
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「エビカニツリー」の名のごとく、水槽内には甲殻類3種が登場です!
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まるで白い靴下を履いているかのような脚をもつ
ロボシアカモエビ、通称ホワイトソックスと
体につけた真っ白な毛糸が雪を思わせるカイメンガニ
ツリー飾りの役を担っています

【シロボシアカモエビ】
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雪だるまを思わせるかのようなズングリムックリした体を持つ
マルソデカラッパもツリーの周りを歩き回っています

【マルソデカラッパ】
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実は今回の水槽はちょっとした仕掛けがあります!
水槽上部にベルを設置し、
毎日11:00と15:00にベルから垂らしたヒモにエサをぶら下げます。

すると…
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マルソデカラッパがエサを狙ってヒモを引っ張り
ベルを鳴らしてくれます
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ちゃんとヒモを引っ張ってくれるか不安でしたが
心配もなんのその!

結構な勢いをつけて引っ張ってくれています
その必死な姿に思わずスタッフ間に笑みが(笑)

肝心なベルはというと…

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「チリン…」

鳴ってくれました!!!
音は小さいですが、鳴ってくれました!!!
良かった

ジングルベルならぬカラッパベルを聞きに
ぜひぜひ水族館におこしください!

カラッパベルを聞いたら、何かステキなことが起こるかも
しれませんよ…

byさやえんどう

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2010/12/04  18:37

残り一ヵ月ですよ!

はいさ~い

もう12月に入りましたね!!

師走です・・・。

年末にかけてだんだんと忙しくなっていく
時期になりました

水族館では来月からスタートする新しい特別展示の
準備を進めているといった状況です

なので、ただいま展示中の『エビ網展』
今月まで

出来れば実際に見に来てほしいのですが
ここでちょこっと内容を公開しましょう
DSC_0013-600.JPG













ここがメインの展示コーナー!
エビ網漁で獲れる生物を実際のエビ刺し網に絡めて展示しています。
写真パネルですが、まるで本当に生物がかかってしまったようになってますよ
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ここは生体展示コーナー!
先ほどの展示コーナーの正面にあります。
実際に今年のエビ網で捕れた生物を3種類展示してますよ

まずは・・・・
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こちらがエビ網漁で漁師さんが狙う本命のターゲット・・・
【イセエビ】でございます

体長約20cmといいサイズ・・・

おいしそう・・・(ちがうか)
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こちらはイセエビに良く似ていますが【カノコイセエビ】という種類。
“カノコ”とは“鹿の子”のことで、鹿の子ども特有の白い斑紋に
似た模様があるのでこの名が付いています

イセエビもいいけど鹿もおいしいですよね・・・(ちがうか)
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こちらは大物【ゴシキエビ】

漁師さんから「なんか気持ち悪い模様のエビが捕れたんやけんど、
毒持ってそうだし気味悪いからもらってや」といういきさつの持ち主・・・。

しかし、そんな事ありません

大きな触覚は素敵なピンク色
白と黒のツートンカラーの頭にワンポイントで入れた水色のセンスの良さ
スラッと伸びた足も良く見ればストライプ柄のストッキングをはいたなんともオシャレさん

ほら、だんだん綺麗に見えてきたでしょ?

もちろん“毒”はありませんよ
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そしてこれが今年からの新展示で、
イセエビが出す音が聴けるコーナー

イセエビが出す音、聴いたことありますか?

大きな第二触覚の付け根で鳴らすのですが・・・

えっ、どんな音か聴きたい!?

それは来てのお楽しみという事で

タイムリミットは残りわずか!
多くの方が見に来てくれるのを楽しみに待ってま~す。

・・・。

「ほら、イセエビ君もみんなに一言いいな」








「ギィギィ・・・」









byうちな~

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2010/12/02  20:39

ふ…振り向けない…!!

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な、なんじゃこりゃ~


そう、久々に骨の話題いきますよ~
わたくし、骨えんどうことさやえんどうは
骨格標本作りにはまってしまっている骨初心者です

今回の標的は…「ハナゴンドウ」です!
え!クジラ!
(ハナゴンドウってイルカ?クジラ?
イルカとクジラの違いは実は無くて
種類の大きさによって呼び分けているんですが、
今回はクジラと呼びますね!)

そうなんです。
昨年の冬に水族館の近くの浜でハナゴンドウの漂着があったんです。
残念ながら、死体での漂着でした。。
水族館では、日本鯨類研究所さんに漂着の報告をした後
コツコツと標本作りを進めていました!

ハナゴンドウの写真を載せたかったんですが、
死体があまり良い状態ではなかったので控えさせて頂きます
(数々のグロテスクな写真を載せてきた私でも、
ストップがかかるほどの状態でした)

インターネットで「ハナゴンドウ」と検索するとたくさんの画像が出てくるので、
そちらでチェックしてみて下さい


さてさて、トップの写真はどこの骨かと言うと…
の骨なんです!!!

なんだかつながってない??と思ったあなた、正解です
実はクジラの仲間の多くは、首の骨のいくつかがくっついているんです!
(難しい言葉では"頚椎が癒合している"と表現されます!)
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横から見るとこんな感じ。

なんでなんでしょ?

クジラの形を想像したらわかるんです!
あのずんどうな形をしたクジラたちですが、実は最も水の抵抗を受けにくい形
“紡錘形”をしているんです。
早く泳ぐのに有利なんですね!
(ちなみにロケットの形も紡錘形です!)

なのでもし首が私達のように動かしやすく、細かったら
頭と体の間に溝ができてしまい水の抵抗が増えてしまいます。
早く泳げなくなってしまうんですね。
しかも早く泳いだ時に頭がふらついてしまいます。

だから、首の骨をくっつけて首が短く太くなったんだと言われています。
つまり…振り向けないんです!クジラ。

ナルホド

一見なんだかわからない骨ですが、
調べてみるとその生き物の特徴が出ていてオモシロイ

私が骨にハマってしまうのもなんとなくわかっていただけたでしょうか

延々と骨の話題を書き続けてしまいそうなので、
今回はこのあたりで終わりにさせていただきます!
(普段ブログ更新に苦戦しがちな私でも、
骨ネタだとドンドン筆が進むんだよなぁ…笑)

【おまけ】
コツコツ(しつこい!?笑)進めていった標本作り、
完成間近で思わずピース!?
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by骨えんどう

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2010/11/28  20:18

獣道を抜けると…

昨日、
「ウミガメの死体が浜に漂着しています、見に来ませんか?」
という電話がモラスコに入りました

以前にもブログで取り上げたことがありますが、
水族館ではウミガメの死体が漂着すると「日本ウミガメ協議会」さんに
調査記録を提出して、ウミガメの研究に役立ててもらっています

さっそく、夕方に待ち合わせをして現場へGO!

現場に到着すると…
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え!道ないじゃん!!
そうなんです、浜に行くには獣道を下っていくしか道がないんです!
えぇぇぇ!

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下って…
b.JPG















下って…
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下ること約15分!
ようやく浜へとたどり着きました

とにかく勾配が急で、慣れていないスタッフ達は腰が引けています
何度滑りそうになったことか

やっと現場へ着いたので、さっそく調査開始です

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白骨化が進んでいるアオウミガメの死体が静かに迎えてくれました。
大きさや、状態をチェックして記録として残していきます
今回の個体はまだまだ成長途中のアオウミガメでした。

死体と言えども貴重な資料。
大事にビニールにくるんで、モラスコまで持って帰りました。
標本にして、勉強させていただきます


実は今回連絡をいただいた方はこのブログを通じて知り合った
“渚の探偵:助手”さん!
徳島の浜を中心にビーチコーミングをされていて、
今回の漂着死体もビーチコーミング中に発見したとか!

ブログを通じて今回のように連絡をいただけるなんて、
やってて良かったなぁ…としみじみ思ってしまいました

拙い文章ではありますが、今後とも皆さんよろしくおねがいします!

変な生物が浜にあがってるよ!
これ何の生物??
骨が落ちてるんだけど…

などなど、いつでもお気軽にご連絡ください


【おまけ】
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ちゃっかり手伝ってもらっちゃいました
ご連絡、ありがとうございました

byさやえんどう

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2010/11/25  20:29

水族館の卵!!

はいさ~い

先日、隣町の由岐町から職場体験のため
一人の学生さんが来ました!

小さい頃から海が好き!
ビーチコーミングを趣味とする
ちょっと変わった中学2年生,s君です
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一度は水族館で働いてみいという思いがあったらしく
最初は緊張気味のs君でしたが次第に海&生き物好きの
本性を現していきました
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怪我したアオウミガメの処置を補助中。
頭と腕の保定をしています!
初めての経験だからかなんとなく嬉しそうな顔
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水族館の仕事の約七割は掃除です!
水槽の掃除、展示ケースのガラス拭き・・・などなど。
何十枚もあるガラス面を拭くだけでも結構大変だと
感じてくれてたみたいです
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エサやりの仕事は普段は見たくても見ることの難しい
魚やエビ、カニがごはんを食べる瞬間が観察できる時。

ハサミを器用に使ってエサを食べるカニや、
見た目はボーッとしている感じなのに食べる時は
目にも止まらぬ速さでエサを奪う魚、
生きた化石オウムガイの摂餌シーンに興味津々です
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いつもお世話になっている漁師さんからの連絡で
魚ももらいに行きました

漁師さんの船に乗れることも貴重な体験です。

ちなみにこの時にいただいた魚は私の好物「シロサバフグ」
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さやえんどう直々の“骨レクチャー”

s君のビーチコーミングでもいろんな骨が見つかるそうで
意外な食いつきよう

やっぱり少し変わり者
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仕事の合間にカニかごの仕掛けにも挑戦!

職場体験は2日間あったので1日目にセットし、
2日目に引き揚げ作業しました。

2・3匹カニが獲れればいいなと思っていたんですが
意外な大物「ウツボ」をゲット

これにはs君だけじゃなくうちな~&さやえんどうもビックリ

s君と働いたのは2日間だけでしたが
いろんな面で将来が楽しみな子でした
(変わり者の多い水族館業界では特にね(笑))

こんな海が大好きな子がどんどん増えていけばと思います。

待ってるぞ~水族館の卵たちよ

byうちな~

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2010/11/22  20:01

水中ブランコ

水族館には“予備槽”というものがあります。
名前のとおり、水族館に展示していない予備の生き物達が
いまかいまかと出番を待っているという水槽です!

館内には大きな予備槽が置けないので、
近くの港のそばにある栽培漁業センターさんに
大きな水槽をお借りしています。

今の時期、予備槽にはエビ網漁でいただいた生物たちが
たくさん入っているので、エサあげに行くのがとても楽しみなんですが…

今日、その予備槽にエサあげにいった時…
異変が…
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死んでる!?

カエルアンコウが仰向けになって浮いているじゃないですか!!!!
かわいそうなことをしたな…と思っていると…

何か様子が違う!?
あれ、
生きてる!!!!

良かったぁ

ん…??
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つかんでる!!
エアーホースをつかんでるじゃないですか!!
器用!

これだけしっかりつかんでいたら、
もしかしたらひっくり返せるのでは??と思い
回してみると…
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回せました(笑)

ゆっくり回転させながらひっくり返しましたが、
ゆっくり回転しながらついてくるカエルアンコウを見て、
手が震えないように笑いをこらえるのに必死でした
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エアーホースをしっかりつかんで、まるで
“空中ブランコ”ならぬ“水中ブランコ”!?

カエルアンコウの胸ビレは泳ぐため…というよりは
海底を歩くために使われています。

水族館で展示中のカエルアンコウもこの胸ビレと腹ビレを使って
上手に水槽内を移動しています。

でも、こんな風に何かを“つかむ”ように使っているのは
初めてみました

器用だなぁと思いながら、そのかわいらしい姿を
しばらく眺めていた予備槽エサあげでした

byさやえんどう

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2010/11/19  19:09

歩け!ノコギリガザミくん!②


はいさ~い

ま~いにち、ま~いにち僕らは水槽の
中ですごして嫌になっちゃうよ~



朝の開館作業をしていたら前回のブログで紹介した
ノコギリガザミの水槽のフタがものすごいずれているのを発見

「えっ!」

一瞬放心状態になったんですがすぐに脳裏に浮かんできたのが、
以前にフタの上に乗せてたおもりごと動かして逃げ出した
ウツボの脱走事件・・・。

案の定、水槽内にはもうすでにノコギリガザミの姿はなく
ずらされた2枚のフタがギリギリのところで
水槽の上に乗っているだけ
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すぐさまノコギリガザミ捜索を開始!

早く探さなければ酸欠で死んでしまいます

水族館内はそこまで広くはないんですが
スタッフ用の裏部屋があったり、
水槽台の下や展示ケースの後ろの道具置き場など
隠れそうな場所はいくつもあります

「すぐに見つかれば助かる可能性があるかも・・・」
という気持ちを持ちながら探すこと1分!!

以外にもすぐ見つかりました
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歩いた距離は直線距離にして約5m!

決して遠くまで逃げてたわけではないんですが
問題はいつ逃げたのか!?
長時間水から出ていれば命にかかわります…

見つけた時は全く動いておらず

もしや・・・

嫌な想像をしながら取り上げようとすると
「ガシャン!」
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大きなハサミを持ち上げ、まさかの威嚇

さっきまであんなに心配していたノコギリガザミなのに、
「生きてた!」という喜びより、
「この野郎!」という思いがつい先に出てしまいました

予想に反してけっこう元気な状態だったので
まぁ一安心

水槽に戻し、脱走事件は無事に解決。

その日からフタに乗せるおもりの重さが
増えた事は言うまでもありません

byうちな~

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2010/11/16  20:01

歩け、ノコギリガザミくん!


毎~日、毎~日、僕らは泥砂の
な~かで過ごして、嫌になっちゃうよ。

ある朝僕は牟岐のオジサン(ヒメジ)と
ケンカして泥から逃げたのさ~。

久々歩いた海の底~、
とーっても気持ちがイイもんだ~。

大きなハサミが重いけど~、
海は広いぜ心は軽い!



いちにち歩けばハラペコさ~、
足がガクガクふるえちゃう~。

たまにはアジでも食べなけりゃ~、
しお水ばかりじゃ、カルシウム足りない!!

岩場の陰から挟んだら、
そーれはまさかのエビ網だーった!!!!!!!


…という具合ではなかったんでしょうか。。。
(決してふざけてませんよ!)

前フリが長くなってしまいましたが、水族館に新しい仲間
ノコギリガザミが来館しました
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牟岐町のお隣、海陽町浅川の漁師さんがエビ網にかかったものを
水族館に持ってきてくれました!

甲羅のハバが約20cmと巨大サイズ!
ノコギリガザミの特徴である大きなハサミも立派です!

水族館に着いた時にはグッタリだったノコギリガザミ。。
新鮮海水たっぷりのクーラーボックスで休ませてから
水槽に入れようとした瞬間…

ガシャン!ガシャン!!

ハサミを振り上げ、ものすごい怒り始めました!
その様子をどうぞ



怖っ!!!!!!
この大きなハサミに挟まれたら、手なんて簡単に潰れてしまいます

数分間格闘し、やっとのことで水槽に入れると
水槽の前面に寄ってきてガラスごしにも威嚇していました


ノコギリガザミ、実はおいし~いらしいです!
日本では浜名湖(静岡)・土佐湾(高知)・南西諸島などの沿岸で
ノコギリガザミを狙った刺し網や籠漁が行われています。

味が濃厚で、お酒にもあうんだとか…
コタツに入って、おいしいお酒を飲みながらノコギリガザミをつまむ…

てなことにならないように、
あんまりケンカを売らないようにね!ノコギリガザミ君!
(アジはたくさんあげるからね)

byさやえんどう

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2010/11/14  19:17

LET's オープンスクール


はいさ~い

先日、地元のダイビングチーム「もぐりんサンゴの会」
の方々と牟岐小学校へ行ってきました。

その日は小学校で各学年ごとに
遊びや料理、防災などを先生からではなく地元の人から学ぶ
オープンスクールを行っており、
私達は6年生担当で『千年サンゴ』をテーマに
授業をしに行くことになりました

※千年サンゴとは・・・
牟岐沖にうかぶ牟岐大島の内湾にある
高さ8.75m、周囲約30m、推定年齢1750歳にもなる
世界最大級・世界最長寿といわれているコブハマサンゴのこと

内容は主に
千年サンゴ・オニヒトデ・オニヒトデの駆除について!

久しぶりに入った小学校はヤケにワクワクします

一時間だけではありますが
学校の先生になって生徒たちに授業をするのは初体験で、
少し緊張気味のうちな~・・・。

下の写真は牟岐の水中の映像を見てもらっているところです。

カラフルな魚の多さ、千年サンゴの大きさに
みんな食い入るように見てました!
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4グループに分かれて、
生徒からのインタビューに受け答えしていくんですが
中には
「千年サンゴはオスですか?メスですか?」
「サンゴっておいしんですか?」
など悩ませる質問も

私達がおそらく考えもしないような小学生らしい
質問に、こっちも勉強になった点がいくつもありました
IMG_5683-600.JPG















グループ学習後は十分の一スケールの千年サンゴを観察したり、
オニヒトデ駆除の際に使用する道具やダイビング器材を
手に取ってみたりと初めて見る道具、初めて吸うタンクの空気に興味津津でした!

 【ミニ千年サンゴ観察】
IMG_5686-600.JPG















 【タンクの空気をスゥ~】          
IMG_5687-600.JPG















   
 
IMG_5688-600.JPG【生きたオニヒトデを恐る恐る・・・】
















インタビューしていた時には緊張顔だった生徒たちも
我先にといった感じで楽しんでくれていました

感想では
「私達の地元にこんな素敵な自然があって、
それを守っている人たちがいることを知り
私も自分の地元に興味を持って大切な自然を守っていきたいです。」
 
なんて感動するようなことも言ってくれてた子も
IMG_5689-600.JPG















帰る時には自主的に荷物を持ってくれたりと
お手伝いもしてくれました

小学生の子供達とは普段あまり接することがないので
今回このような貴重な場にいれて嬉しく思った
うちな~でした

byうちな~

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2010/11/12  20:01
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